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組織病理解析

組織病理学サービス

組織処理、一般染色、分子・空間病理解析から全スライド画像取得、定量解析、研究用病理レポートまで、前臨床研究を支援します。

研究目的に応じた組織学的解析

お客様からご提供いただく動物試料の処理に加え、指定系統の実験用マウスの調達も支援します。一般的なげっ歯類をはじめ、その他の動物種の組織試料にも対応します。脳・脊髄の採取と切片作製を得意とし、肝臓、腎臓、脾臓、肺、筋肉、腸管、皮膚など、多様な臓器・組織の採取と解析も行います。切断方向、切片厚、採取間隔、連続切片数、スライド上の配置方向などを、研究目的に合わせて設定できます。

組織試料は、温度と湿度を管理し、汚染を抑えた環境で処理します。標準化した機器と確立された手順により、データの比較可能性とトレーサビリティを確保します。組織マーカーと抗体の組み合わせを継続的に開発・検証し、研究課題に応じた文献調査、マーカー選定、染色条件の最適化、標識の検証を提供します。数百種類の検証済み抗体・プローブを整備し、多様な標識の組み合わせと組織特異的な検出に対応します。

画像取得では、多チャンネル蛍光イメージングに対応します。TSA染色キットによる複数抗体の標識とDAPI核染色を組み合わせ、細胞レベルの局在解析と定量を行います。自動画像取得により速度と解像度を両立し、全スライドスキャンと高解像度顕微鏡画像の取得に対応します。標準化した画像解析により、迅速かつ客観的で再現性のある定量結果を提供するとともに、研究対象のマーカーや領域に合わせた個別解析も行います。

経験豊富な技術チームが標準化した手順で試料の処理・解析を社内で実施し、適切なコールドチェーン輸送により試料の品質を保ちます。各試料から得られる情報を最大限に活用し、論文発表や申請関連研究の要件に対応する、高品質で再現性のある組織学データの提供を目指します。個別の申請への適合性は当該研究の要件に照らして確認する必要があります。本サービスは研究用途であり、臨床診断を目的とするものではありません。

組織病理学サービスの内容

組織処理

形態学的・分子的な試料の完全性とトレーサビリティを重視し、固定、脱水、透徹、パラフィン包埋を行います。一般組織染色、免疫組織化学(IHC)、in situハイブリダイゼーション(ISH)などの後続実験に適した、高品質の組織パラフィンブロックを作製します。

組織処理サービス

一般組織学

ヘマトキシリン・エオジン(H&E)染色と各種特殊染色により組織構造を明瞭に可視化し、疾患モデル研究、薬物毒性評価、形態学的解析を支援します。

一般組織染色の詳細
組織切片の染色

分子病理学

免疫組織化学・免疫蛍光染色(IHC/IF)、RNAscope®を含むISH、TUNEL法によるアポトーシス検出を提供します。遺伝子・タンパク質の局在、発現、細胞のアポトーシスを評価し、病理専門家による解釈と自動画像解析を組み合わせます。

RNAscopeによるin situハイブリダイゼーション

空間生物学

多重標識に基づく空間生物学サービスにより、FFPE試料と凍結試料におけるハイスループットな多標的検出を行います。細胞間相互作用、空間分布、微小環境の特徴を詳細に解析し、ヒト由来試料と動物モデルを用いた組織微小環境・疾患機序の体系的な研究を支援します。

空間生物学解析

デジタル病理学

高解像度全スライドスキャンにより、H&E、IHC、多重蛍光染色切片のデジタル保存、遠隔共有、クラウド解析に対応します。AI画像解析と病理専門家による解釈を組み合わせ、研究・創薬に必要なデータを効率的かつ確実に提供します。

デジタル病理学と全スライドスキャン

定量病理学

画像解析とAIアルゴリズムを用い、単一マーカーIHCから多重免疫蛍光染色までの定量病理解析を提供します。組織の特徴、免疫標識、細胞表現型を客観的かつ再現性のある方法で評価し、バッチ処理と空間解析にも対応します。病理データを研究上の判断に活用できる知見へとつなげます。

組織切片の定量解析

研究用病理レポート

病理専門家が、前臨床研究における組織学的評価、毒性・薬効解析、バイオマーカー検証などを実施し、研究用病理レポートを作成します。必要に応じてデジタル病理と定量画像解析を組み合わせ、研究・創薬を支援します。研究用途のサービスであり、臨床診断は対象外です。

組織・試料の提出要件

実験の品質とデータの信頼性を確保するため、以下の試料準備・保存条件に従ってください。すべての試料に明瞭なラベルと固有の識別番号を付け、輸送前に容器の密閉状態とラベルの読みやすさを確認してください。

試料の種類試料の要件保存条件輸送条件備考
新鮮組織PBSで血液や夾雑物を洗い流し、直ちに-80°Cで凍結保存します。-80°Cドライアイスタンパク質またはRNA抽出に適しています。
一般固定組織組織体積の10倍以上の量の固定液を使用し、形態を保ちます。固定液の種類と固定時間を明記してください。室温室温圧迫や変形を避けてください。
特殊固定組織目的の組織構造を保存できる、適切な特殊固定液を使用してください。室温室温固定液の種類の記載を推奨します。
組織パラフィンブロック標準的な包埋カセットを使用し、組織が密着して亀裂のない状態にしてください。作製後6か月以内のブロックを推奨します。室温室温古いブロックでは染色むらが生じる場合があります。
組織切片剥離防止処理を施したスライドを使用し、切片厚と乾燥・加温処理温度を明記してください。4°C保冷剤免疫組織化学・染色実験に適しています。
カバーガラス上の培養細胞12ウェルまたは24ウェルプレート内のカバーガラス上で培養・固定し、PBSで2–3回洗浄して密閉保存します。室温室温プレート用シールを確実に密閉してください。
植物試料新鮮な試料を採取してFAAで固定します。葉の試料は固定後に切片を作製します。室温室温採取部位と試料の種類を明記してください。
抗体抗体名とロット番号を明記し、十分な量の原液を提出してください。-20°C保冷剤またはドライアイス凍結融解の繰り返しを避けてください。
プロジェクトのご相談は、お気軽にお問い合わせください。

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