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hERGスクリーニング

Cardiac Safety Screening

hERGスクリーニング

創薬初期を対象に、非GLPの手動パッチクランプでhERG阻害を評価します。単一濃度スクリーニングと濃度反応解析に対応し、試験条件と品質管理情報を含めて結果を報告します。

hERGスクリーニングサービス

パッチクランプによるhERGスクリーニングを通じて、創薬初期の心臓安全性研究を支援します。試料の受け入れから電流記録、解析、報告まで、以下の流れで試験を進めます。

  1. お客様による試料の準備
  2. 試料の受領・登録
  3. パッチクランプによるhERG電流記録
  4. データ解析・結果の解釈
  5. 報告書の納品

創薬初期にhERG阻害を評価する意義

hERGカリウムチャネルは、急速活性化遅延整流性カリウム電流(IKr)を担うチャネルの孔を形成し、心筋の再分極と活動電位持続時間(APD)に関与します。その阻害は再分極を遅延させる可能性があり、QT/QTc延長と関連します。トルサード・ド・ポワント(TdP)は重篤になり得る心室性不整脈で、心室細動や突然死に至る場合があります。

QT延長やTdPを理由に市場から撤退した薬剤の中には、hERG阻害作用が確認されたものがあります。2005年に策定されたICH S7BおよびE14は、再分極遅延と催不整脈性を非臨床・臨床の両面から評価する枠組みを示しています。早期のhERGスクリーニングは、電気生理学的な懸念を把握し、追加検討する化合物の優先順位を決めるために役立ちます。

hERGの結果だけで、臨床でのQT延長やTdPのリスクを確定することはできません。実験条件、曝露量、他の関連データを含めて解釈する必要があり、単一のQTc閾値で一律にリスクを判断することもできません。本サービスの非GLP探索試験は、総合的な心臓安全性評価や規制申請用の試験一式に代わるものではありません。

hERGパッチクランプ記録

記録品質とhERG阻害の解析

創薬初期のスクリーニングでは非GLP試験を実施できますが、阻害率や半数阻害濃度(IC50)を適切に解釈するには、特性を把握した実験系が重要です。データ品質、処理能力、費用、所要期間を考慮して試験を設計します。本hERGスクリーニングは、創薬研究を対象とする非GLPサービスです。

シール品質、アクセス抵抗、ベースライン電流の安定性、化合物曝露の妥当性を記録の採用基準に含めます。阻害の解釈では、溶解性、溶媒耐性、電流の経時的減衰、参照化合物の応答も考慮します。試験濃度、溶媒、曝露時間、電位プロトコル、記録温度、対照条件を事前に定め、結果とともに報告します。

IC50の推定には十分な濃度反応データが必要です。試験濃度範囲から信頼できる推定ができない場合は、無理に数値を当てはめず、観察した阻害率と解析上の限界を示します。単一濃度のスクリーニングを、完全な濃度反応試験と同等には扱いません。

hERG陽性対照の代表的な測定結果

パッチクランプ手法の選定

自動パッチクランプは、処理能力と標準化の面で利点があります。一方、手動記録と同様に、適合性は装置、細胞調製、プロトコル、採用基準に依存します。以下の点はすべての自動測定系に共通する欠点とみなすのではなく、目的とする試験に即して確認します。

  • シールとホールセルへの移行:シール抵抗、移行成功率、電位制御とデータ品質への影響を確認します。
  • プロトコルの柔軟性:必要な電気刺激・灌流プロトコルを実施できるか確認します。
  • 細胞調製:細胞懸濁液の均一性と生存率について採用基準を設けます。
  • 目視による確認:細胞形態やシール形成を、試験で必要とする範囲で観察できるか確認します。
  • 低発現チャネル:小さな電流を十分な信号品質で検出できるか評価します。
  • 長時間記録:必要な曝露時間にわたってシールと電流が安定するか検証します。長時間記録だけで慢性毒性を評価できるわけではありません。

手動パッチクランプでは細胞選択やプロトコル調整を柔軟に行え、hERG阻害、詳細な動態、作用機序の研究に活用できます。手法は実際の試験条件での性能に基づいて選び、特定の方式が常に高精度であるとは一律に判断しません。

手動パッチクランプの試験形式と納品内容

手動ホールセル・パッチクランプによる単一濃度スクリーニングと濃度反応試験に対応します。記録温度などのプロトコル要件は試験ごとに設定し、通常のスクリーニングすべてが生理的温度で実施されることを意味しません。

代表電流波形、各濃度での阻害率、濃度反応曲線、妥当な場合のフィッティング結果を提供します。報告書には方法、記録条件、試料数、除外理由、解析上の前提を記載し、非GLP探索試験としての位置付けに沿って結果を解釈します。

プロジェクトのご相談は、お気軽にお問い合わせください。

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